2学期からスタートした、聖カタリナ女子高等学校との主権者教育共同プログラム『経済・くらし編』の様子をお知らせします。
(1学期の共同プログラムについて)
第二回目のテーマは、「モノの価値について」
みなさんは、モノの価値について、考えたことはありますか?
普段の私たちは生活の中で、モノの価値分だけお金を払い生活をしていますが、「どうしてそのような値段になったのか?」ということを考えることはほとんどありません。
たとえば、まったく同じページ数でまったく同じ字数の本があったとして、おそらくその2冊の値段は異なります。
モノの値段はどのように決まるのか
少しでも高く商品を提供するためにはどうすればいいか
今回は、その点を意識しながら、ワークを進めました。
また、原印刷株式会社の代表取締役である原竜也さんをお招きしました。
原印刷株式会社は、愛媛県今治市に本社のある会社で、総合印刷事業やイベントの企画等を手がけていらっしゃいます。
同時に、事業の一環で、ココロエえひめという職業誌を発行しており、キャリア教育にも力を入れられています。
次に、ランチのお弁当の値段を考えてみました。
原価100円のお弁当を売るのに、いくらくらいの金額を設定するかを考えてもらいました。
生徒たちは300円台から500円台まで、さまざまな設定をしていました。
そもそも、モノの価値は、原価や生産者の思いだけで決まるわけではありません。
「これは売れないかな・・・」と思っていたものが、爆発的大人気を生むこともあります。
生徒からは、「100円でどういう種類の弁当という設定なの?」という質問が出ましたが、あえてそこも自分たちで考えてもらいました。
モノの価格は、原理ではなく、「買う人の気持ち(=需要)」で変わります。
原価100円の弁当でも安く設定しないと買えない弁当もあれば、高くても買いたいと思う弁当もあります。
【1枚の紙から付加価値を考える。】
そういった、原材料に新たな価値(=付加価値)を生み出すためにはどうすればいいかを次に考えてみました。
今回は『紙』をテーマに考えてみました。
まずは、紙が使われているものを考えてみました。
生徒からは、「本」「ノート」「教科書」といったものから、「ティッシュ」や「ファストフード店で使われるお手拭」といった、こちらが予想していなかったものまで、たくさんのものが出てきました。
あまり普段の生活で考えることはありませんが、生活のいたるところで紙がつかわれていることがわかりました。
次に、『紙』1枚がいくらかを考えてみました。
教室には、A4のコピー用紙をセットを持っていきました。438円で500枚入っているので、A4サイズの真っ白なコピー用紙1枚は、実は1円もしないことがわかります。
しかし、今回題材として使った又吉直樹さんの『火花』1ページの値段は、およそ8円します。
紙は、生活に欠かすことができず、普段何気に使うことが多いですが、それぞれの価値は大きく変わります。
そこで、紙を扱っている原印刷株式会社の原社長にゲストとして登場していただき、紙にどのような付加価値をつけているかをお話していただきました。
持参していただいた『ココロエえひめ』にルーペを当てて、印刷が赤・青・黄・黒の4色を重ね合わせることでできていることを、生徒に見てもらいました。
そのほか、ココロエのために取材をしてきた情報や、『COCOAR2』といって、スマートフォンのアプリでかざすと動画が再生される機能といった付加価値があることを学びました。
今回は、現場で活躍されているからこその説得力のある授業をしていただくことができ、ゲストが授業に参加する魅力を改めて感じました。
プログラムの趣旨をご理解いただき、参加してくださった原社長、本当にありがとうございました。
聖カタリナ女子高等学校で実施している共同プログラムでは、今後、経営と地域活性化をテーマに話を進めていきます。
シティズンシップ(主権者)教育に必要なのは、学校の持つノウハウ+地域のみなさんの持つノウハウです!
NEXT CONEXIONが聖カタリナ女子高等学校で行っている授業にぜひ参加してみたい!という方は、ぜひお問い合わせください(^^)
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本プログラムに関するお問い合わせはこちら→お問い合わせ
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NEXT CONEXIONは、学校の授業と実際のよのなかがつながった、学びを通して、人々の交流の促進、その効果から期待される人々の社会参加や地域活性化につなげ、より良い社会の形成に寄与する活動を行う、教育NPOです。
■ 公式ホームページ : http://www.nextconexion.org/
Twitter : https://twitter.com/nextconexion_PR
facebook : https://www.facebook.com/NextConexion
■ よのなかFACTORYのホームページ :http://www.nextconexion.org/yononakafactory/top.html
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今回、『価値』を考えるにあたって、1枚の紙から付加価値について学んでもらうため、お招きすることになりました。
授業の展開
授業の流れは、以下のとおりです。
①シミュレーションから、需要について考えてみる。
②ランチのお弁当の値段から、供給について考えてみる。
③1枚の紙から付加価値を考える。
【シミュレーションから、需要について考えてみる。】
授業の流れは、以下のとおりです。
①シミュレーションから、需要について考えてみる。
②ランチのお弁当の値段から、供給について考えてみる。
③1枚の紙から付加価値を考える。
【シミュレーションから、需要について考えてみる。】
まずは、需要と供給についてシミュレーションをしてみました。
今回はスマートフォン題材に、「みんなが欲しければ、価値が上がり、価格が上がる。逆にみんながいらないものは価値が下がる」という原理を確認しました。
スマートフォンを題材にした理由は、スマートフォンが生徒にとってもっとも身近になりつつあるツールであるからです。
僕が提供しているシティズンシップ(主権者)教育・civic PROJECTでは、こども達が「知り」「考え」「行動する」という主権者として「生きる力と知恵を学ぶ」と同時に、よのなかに関心を持ち、「共同体の中で、よのなかと自分の関係について学ぶ」ことを大切にしています。
9月25日(金)にiPhone6sが新たに発売されることがニュースになっていますが、こども達にとって身近な商品で話題にあるものを取り上げることで、シミュレーションをしやすくすると同時に、よのなかに関心を持つきっかけになればと思いました。
スマートフォンは、生徒にとってもっとも身近なものであると同時に、さまざまな場面で議論されることが多いツールです。
一つのモノからよのなかを見ていくのに、もっとも有効な題材の1つだと思います。
【ランチのお弁当の値段から、供給について考えてみる。】
今回はスマートフォン題材に、「みんなが欲しければ、価値が上がり、価格が上がる。逆にみんながいらないものは価値が下がる」という原理を確認しました。
スマートフォンを題材にした理由は、スマートフォンが生徒にとってもっとも身近になりつつあるツールであるからです。
僕が提供しているシティズンシップ(主権者)教育・civic PROJECTでは、こども達が「知り」「考え」「行動する」という主権者として「生きる力と知恵を学ぶ」と同時に、よのなかに関心を持ち、「共同体の中で、よのなかと自分の関係について学ぶ」ことを大切にしています。
9月25日(金)にiPhone6sが新たに発売されることがニュースになっていますが、こども達にとって身近な商品で話題にあるものを取り上げることで、シミュレーションをしやすくすると同時に、よのなかに関心を持つきっかけになればと思いました。
スマートフォンは、生徒にとってもっとも身近なものであると同時に、さまざまな場面で議論されることが多いツールです。
一つのモノからよのなかを見ていくのに、もっとも有効な題材の1つだと思います。
【ランチのお弁当の値段から、供給について考えてみる。】
次に、ランチのお弁当の値段を考えてみました。
原価100円のお弁当を売るのに、いくらくらいの金額を設定するかを考えてもらいました。
生徒たちは300円台から500円台まで、さまざまな設定をしていました。
そもそも、モノの価値は、原価や生産者の思いだけで決まるわけではありません。
「これは売れないかな・・・」と思っていたものが、爆発的大人気を生むこともあります。
生徒からは、「100円でどういう種類の弁当という設定なの?」という質問が出ましたが、あえてそこも自分たちで考えてもらいました。
モノの価格は、原理ではなく、「買う人の気持ち(=需要)」で変わります。
原価100円の弁当でも安く設定しないと買えない弁当もあれば、高くても買いたいと思う弁当もあります。
【1枚の紙から付加価値を考える。】
そういった、原材料に新たな価値(=付加価値)を生み出すためにはどうすればいいかを次に考えてみました。
今回は『紙』をテーマに考えてみました。
まずは、紙が使われているものを考えてみました。
生徒からは、「本」「ノート」「教科書」といったものから、「ティッシュ」や「ファストフード店で使われるお手拭」といった、こちらが予想していなかったものまで、たくさんのものが出てきました。
あまり普段の生活で考えることはありませんが、生活のいたるところで紙がつかわれていることがわかりました。
次に、『紙』1枚がいくらかを考えてみました。
教室には、A4のコピー用紙をセットを持っていきました。438円で500枚入っているので、A4サイズの真っ白なコピー用紙1枚は、実は1円もしないことがわかります。
しかし、今回題材として使った又吉直樹さんの『火花』1ページの値段は、およそ8円します。
紙は、生活に欠かすことができず、普段何気に使うことが多いですが、それぞれの価値は大きく変わります。
そこで、紙を扱っている原印刷株式会社の原社長にゲストとして登場していただき、紙にどのような付加価値をつけているかをお話していただきました。
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そのほか、ココロエのために取材をしてきた情報や、『COCOAR2』といって、スマートフォンのアプリでかざすと動画が再生される機能といった付加価値があることを学びました。
今回は、現場で活躍されているからこその説得力のある授業をしていただくことができ、ゲストが授業に参加する魅力を改めて感じました。
プログラムの趣旨をご理解いただき、参加してくださった原社長、本当にありがとうございました。
聖カタリナ女子高等学校で実施している共同プログラムでは、今後、経営と地域活性化をテーマに話を進めていきます。
シティズンシップ(主権者)教育に必要なのは、学校の持つノウハウ+地域のみなさんの持つノウハウです!
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